|
本格的な夏がやってきました。この季節は体調に十分注意し、暑さに負けずにテニスを楽しみましょう。
●気候によってはテニスも危険?
温度も湿度も高い日本の夏は、残念なことに、スポーツを楽しむのに格好の季節とはいえません。頭痛や吐き気がする熱中症を起こしやすくなったり、たくさん汗をかくことで、血液中の乳酸が増え、疲れを感じやすくなるからです。体調が悪ければ、集中力も欠け、ケガをする確率も高くなります。それだけに夏のテニスはしっかり暑さ対策をすることが大切です。
(財)日本体育協会のスポーツ科学委員会では、熱中症を防ぐために、どのような温度環境がスポーツをするのに適しているか、温度環境によってはどのような注意が必要か、などをまとめたガイドラインを出しています。下のグラフは熱中症予防の目安となるものですが、気温がそれほど高くなくても湿度が高ければ、熱中症になる可能性は大きくなります。気候によってはプレーを見合わせたほうが賢明なときもあるということです。
●喉が乾いたときでは遅い
夏のテニスを楽しむには、上手な水分の補給が決め手です。ただし、のどが乾いたと感じたときにはすでにかなりの水分が身体から出ていっているので、気を付けましょう。
人間の身体は体重の3%の水分が失われるだけで、血圧が下がり、脈も速くなり、頭痛やめまいが起こり、運動能力が低下します。こうした症状が起こるのを防ぐには、15〜25分おきに100〜200ml程度の水を飲むとよいでしょう。がぶ飲みは水分の吸収を遅くするので、コップを利用したり、メモリのついたボトルを利用して1回に飲む量がわかるようにしておくと便利です。糖度が高すぎる飲み物も吸収を遅くします。適度な糖度の目安は2.5%以下といわれています。
また事前にストレッチをしておくように、開始の30分〜1時間前に200〜300mlの水分を取っておくと、練習中や試合中に水分不足を起こすのを緩和することができます
。
●ビールの前にクーリングダウン
一般のテニスプレーヤーの中には、プレーの後のビールを楽しみにしている人も多いことでしょう。でもその前に忘れてはならないのがクーリングダウン。プレー前にはケガ予防のためにストレッチをしても、終わった後のことは無頓着という人が意外と多いようです。クーリングダウンをして、疲れをはやく回復させることが、長くテニスを楽しむコツ。軽くジョギングをするだけでも、疲れの原因となる乳酸が早く減少します。
| ミニ豆知識 |
| 試合中の休憩 |
| テニスでは試合終了まで連続してプレーをすることがルール上定められており、選手はコートチェンジの時にしか、身体を休めることはできません。体力の消耗が激しさを増す真夏の試合で、コートチェンジは唯一のオアシスということになりますが、男子は第3セット後、女子は第2セット後に、10分間の休憩が認められる場合もあります。事前に大会主催者に確認しておくとよいでしょう。
|
|