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近頃「チタンを使った」製品をよく見かけます。今回はテニス用品にも使われるようになったこの“チタン”に迫ります。
●チタンの発祥とその名の由来
チタンが最初に発見されたのは、1789年イギリスでのこと。ただし、現在使われている「titanium(チタニウム)」という名前がつけられたのは、それから5年後のことです。日本ではドイツ語の学名から「チタン」と呼ばれています。
この「チタン」という名前は、ギリシア神話に出てくる神"タイタン(Titans)"から命名されたと言われています。タイタンは地球が創造した最初の神で、自然の偉大なる力を象徴しています。では金属"チタン"にはどんな力があるのでしょうか。
●チタンの特長
1948年にアメリカで実用化に向けて製造が始まったチタン。その特長といえば、"軽くて強い"です。その他の特性としては、さびにくい、熱に強い、たわみやすくてばね性がある、などがあげられます。チタンは人工衛星や宇宙船などにも利用されているため、"宇宙時代"の素材といわれています。
●チタンが活躍する分野
アメリカではチタン生産量の70%が航空機用に使用されていますが、日本での利用は多岐にわたっています。印鑑やアクセサリー、フライパン、食器にはじまって、医療機器、自動車etc.と、いろいろな分野でチタンは活躍しています。東京湾横断道路の橋脚にも、福岡ドームの屋根にも、チタンが使われているのです。
そして今、チタンの活躍の場はスポーツ分野にも広がっています。
●スポーツとチタン
スポーツ用品に使われているチタンといえば、やはりすぐに浮かぶのがゴルフクラブのヘッドです。チタン合金の使用により、設計の幅が大きく広がりました。ほかにも、野球のバット、スキー板やストック、登山用具、釣用具などに使われています。
テニス用品には、昨年頃からラケットやガットなどにチタンが採用され始めました。最近、一般テニスプレーヤーの多くが、"使いやすい軽さと高反発"を両立させるラケットを要望しています。そこでこれを可能にするチタンに白羽の矢がたったというわけです。
ブリヂストンスポーツでは、この度、軽量かつパワーのあるボールを生み出すラケット『DYNABEAM
EXTRA T/T(ダイナビーム エクストラ
ティーティー)』を開発しましたが、ここでもメッシュ状にしてシャフト部に巻いたチタンが大活躍しています。
「軽くて強いチタン」―テニスにおいても今後さらにチタンの優れた性質を生かした新商品が生まれてきそうです。
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