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32.スクールに行こうの巻

 コンスタントにプレーするのが上達の秘訣。寒い季節にきちんとトレーニングをすることがライバルに差をつける要因になるのかもしれません。今回は、テニススクールの話題をお届けします。

●スクール選びの最重要ポイントは?
 最近テニススクールに来る人たちに、スクールに通う理由を聞いてみると、「楽しいから」「健康増進に役立つから」「友だちができるから」という答えが返ってきます。テニススクールで、年齢や職業の異なる人とも親しくなることができたという人も多いようです。ストレスの多い毎日の生活の中で、テニススクールはテニスを媒介として、のびのびと人と交流ができるオアシスとなっているといっても過言ではないでしょう。
  それではテニススクールに通おうと思った場合、何を基準に選べばよいでしょう。当社契約プロで、25年間にわたりテニススクールを運営してきた中嶋康博プロは「通いやすいこと」を最重要ポイントとしてあげています。家や職場や学校の近くにあり、レッスン時間も無理なく通える時間に設定されていることです。どんなに良いと評判のスクールも、通うのが大変だとよほど強い意志を持たなければ長続きしません。最初はつい「このくらいなら」と思ってしまいがちですが、長く続けるには、"通いやすさ"ははずせない条件です。
  そしてもうひとつが"楽しさ"。入会を申し込む前には、必ず見学に行って自分の目で確かめることです。またすでにそのスクールに通っている人に様子を聞くときには、自分と同程度の運動能力の人にたずねることがポイントです。運動能力によって、スクール選びの基準や評価が異なってくるからです。

●超初心者コースも登場!

  現在テニスラケットは、素材や設計の工夫によって、ウッドラケットの時代よりも、誰もがテニスを簡単に楽しめるようになりました。とはいえ、他のスポーツと同様にテニスも、最初はきちんとコーチから習うことが上達の近道です。中嶋プロによれば、悪い癖がついてしまうと、その癖を直すのに3倍の時間がかかるそうです。また公営コートなどを利用しているサークルに入会するときも、テニススクールに入って、ラリーがある程度続けることができるようになっておくことが望ましいといえます。
  言ってみれば、テニススクールはテニスを始めようと思った人の第1ステップですが、それでも最初はテニススクールにさえ、敷居の高さを感じる人が多いことも事実です。そこで、より多くの人がテニスを気軽に始めることができるきっかけをつくりたいと、中嶋プロはその名も"超初心者コース"を設けることにしました。「初心者と初級者というのはまったく違います。初級者はある程度ラリーもできる人ですが、初心者には、グリップの握り方から指導する必要があります。初心者の中でも、その人が持っている運動能力によって差はありますが、超初心者というからには、これまであまり運動には縁がなかった人です。ゆったりとしたカリキュラムで、どんなに運動が苦手な人にも、まずはテニスを楽しいと感じてもらえることをめざします」とプロは言います。

●コーチの上手な利用法

  さて、ある程度ラリーができるようになれば、ゲームで勝てるようになりたいと考えるのが人情というもの。同じようにスクールに通いながら、ライバルに一歩先んじる秘訣は、コーチを上手に利用することだと中嶋プロは言います。
  指導されるままにやってみるだけではなく、常に「どうして」と疑問を持ち、それをコーチに投げかけることで、上達のスピードがだいぶ違ってきます。一般にコーチがプレーヤーに及ぼす影響は、初心者のうちは8〜9割、中級者で5割、上級者では2〜3割とのこと。うまくなるほど、自分で自分の課題を見つけ、「ネットを上手にとれるようになりたい」「追いこまれたときにかわすショットを覚えたい」というように、コーチに質問することで、より充実したレッスンを受けることができます。
  季節は冬に向かいます。生活の中に定期的なスポーツを取り入れるためにも、手軽なテニススクールの利用をお勧めします。


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