2000年のシーズン最終ランキングを見ると、男女ともに新旧世代が共存した時代だったことがわかります。今シーズンの結果をもとに、来シーズンを占ってみました。
●80年代生まれが男子テニス界を席捲?
今年のシーズン最終戦には、サフィンがランキング1位で臨み、男子テニス界の新たな時代到来かと思わせましたが、終わってみれば同大会を制したクエルテンがシーズン最終ランキング1位の座につきました。
今年のサフィンの実績を見ると、なんと30大会に出場しています。ランキングは18大会(女子は来年から17大会に変更)で獲得したトータルポイントで決まるので、その規定大会数に出場し、そこできちんとよい成績をあげるのが、最も効率的です。しかしプロといえども、常に完璧なコンディションを保つことは容易ではなく、悪い結果と入れ替えることができるように、18を超える大会に出場するというわけです。ただし多くの大会に出場すれば、調整が大変なのも事実。もしサフィンが2001年に大会数をしぼってプレーしていけば、もっと効率よくポイントを獲得できる可能性は高く、来シーズンには1980年代生まれのNo.1が誕生することになるかもしれません。サフィンの他にも、ヒューイットや、先のデビスカップでスペインを優勝に導いた、J.C.フェレロ(シーズン最終ランキングは12位)など80年代生まれの選手も更なる上位をねらいます。
来シーズン注目したいのは、82年生まれのアンディ・ロック。185cmの長身から時速130マイル(約208キロ)以上のサーブを安定して打ち出し、トップ100入りしそうです。
●9大会でも3位のV.ウィリアムスに チャンスあり
今年の女子の結果で最も興味深いのは、ヴィーナス・ウィリアムスです。故障で18大会をクリアすることができず、9大会(WTAツアールールでは3大会に出場すればランキングの対象となる)しか出場していないのに、ポイント数が高くなるグランドスラム大会の、ウィンブルドンとUSオープンで2勝をあげているため、3位に入っています。18大会に出場していれば、No.1になった可能性は非常に高かったと考えられます。
現女王のヒンギスは、今年は、ウィリアムス姉妹が出場しなかったシーズン最終戦のチェースチャンピオンシップスは制したものの、グランドスラムでは4年ぶりにタイトルなし。これまで3回優勝している全豪オープンのタイトル奪回が2001年の女王の座を守るための最初のハードルになります。
気になるのはクルニコワの初タイトル。才能はピカイチと言われながら、自分のプレースタイルにこだわるあまり、勝利への執着に欠けるところが弱点となっていました。シーズン最終戦ではその弱点を克服しようという兆しも見え、いよいよタイトル獲得レースに名前を並べそうです。
男女とも新旧世代が激突し、来シーズンもテニスから目を離せそうにありません。
■男子トップ10の2000年の実績
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RNK
|
名前
|
大会数
|
優勝
|
生年
|
|
1
|
G.クエルテン
|
23
|
5
|
1976
|
|
2
|
M.サフィン
|
30
|
7
|
1980
|
|
3
|
P.サンプラス
|
16
|
2
|
1971
|
|
4
|
M.ノーマン
|
26
|
5
|
1976
|
|
5
|
Y.カフェルニコフ
|
32
|
2
|
1974
|
|
6
|
A.アガシ
|
19
|
1
|
1970
|
|
7
|
L.ヒューイット
|
21
|
4
|
1981
|
|
8
|
A.コレッチャ
|
25
|
5
|
1974
|
|
9
|
T.エンクィスト
|
25
|
2
|
1974
|
|
10
|
T.ヘンマン
|
26
|
2
|
1974
|
■女子トップ10の2000年の実績
|
RNK
|
名前
|
大会数
|
優勝
|
生年
|
|
1
|
M.ヒンギス
|
20
|
9
|
1980
|
|
2
|
L.ダベンポート
|
18
|
4
|
1976
|
|
3
|
V.ウィリアムス
|
9
|
6
|
1980
|
|
4
|
M.セレス
|
15
|
3
|
1973
|
|
5
|
C.マルチネス
|
20
|
1
|
1972
|
|
6
|
S.ウィリアムス
|
11
|
3
|
1981
|
|
7
|
M.ピアス
|
13
|
2
|
1975
|
|
8
|
A.クルニコワ
|
26
|
0
|
1981
|
|
9
|
A.サンチェス・ビカリア
|
18
|
2
|
1971
|
|
10
|
N.トージア
|
26
|
1
|
1967
|
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