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<36.テニスを始めようの巻
38.最近のテニスシューズ事情の巻

37.女性たちの草の根テニスの巻

 昭和43年に発足した女子庭球連盟(現・日本女子テニス連盟)は、今や会員約40,000名を誇る全国組織となって、日本のテニスに貢献しています。

初代会長は51歳で初めて全日本 に出場
  日本の女子のテニス層をもっと厚くし、世界に通用するプレーヤーを育てたいと、宮城黎子さん(現・日本女子テニス連盟会長)をはじめとする約50人の女子選手たちが作った"日本女子テニス連盟"(通称・女子連)。1983年に日本テニス協会直属の組織として公認を受け、1991年には47都道府県のすべてに支部が結成されました。
  初代会長は、今は故人となった桑名寿枝子さん。桑名さんは18年間にわたってロサンゼルスで暮らしていて、帰国後、51歳で初めて全日本に出場したという異色のプレーヤーです。女子連では、この会長の名前を冠した「桑名杯トーナメント」を1985年から全国的に展開していて、テニスの経験が浅い会員たちにとっては、最初の大きな目標となっています。
  「桑名杯」で実績を積んだ会員たちが次なる目標とするのが、"主婦たちの甲子園"とも呼ばれる「朝日レディーステニス(実際には25歳以上であれば、既婚・未婚を問わず出場可)」。今年も9月に各都道府県で予選が開催され、上位3チームが都道府県の代表となって、11月14日から16日まで朝日生命久我山スポーツセンターで開催される全国大会に出場します。

緒方貞子さんも名誉会員
  女子連の活動は、テニスに限定されただけのものではありません。そのひとつが、国連難民募金です。実は、かつて全日本プレーヤーで、先ごろまで国連難民高等弁務官を務めていらした緒方貞子さんは女子連の名誉会員で、その縁で女子連では毎年100万円を超える寄付を、国連難民募金に送っています。
  また、「朝日レディーステニス」では、第15回大会から、大会名の頭文字をとったアルト(ALT)基金をスタートさせ、交通事故遺児や、知的障害者の自立支援の資金援助、肢体不自由児のテニス用車いすの寄付など、チャリティー活動を行っています。テニスをきっかけに作られた組織は、テニス以外の社会的活動においても、その組織力を発揮するようになったのです。
  テニス関連での女子連の活動の充実ぶりはもちろんです。1985年から、国際大会に協力するようになり、会員を対象にした審判講習会なども行われるようになりました。公式審判員の資格を取得する会員も増えています。他にも女子連の普及指導委員会などでは、全国の支部に講師を派遣し、テニスの技術、ルール、ちびっ子テニスなどの講習を行っています。女子連は、単にテニス愛好家組織というよりは、女性が社会活動をするための場と考えたほうがいいのかもしれません。茨城、神奈川、香川の3支部では、IT時代に合わせ、ホームページも開いています。

55歳以上対象の「GoGoテニス フェスティバル」開催
  女子連では、会員が自分のレベルに合わせて気軽に参加し、楽しめるように、D級からA級までレベルに分けてトーナメントを運営しています。さらに発足後33年経ち、年齢の高くなった会員を対象に、1998年から「GoGoテニスフェスティバル」がスタートしました。55歳以上を対象にしたこのフェスティバルは、55歳から70歳以上の部まで、4つの区分が用意されています。毎年、地域を移して開催されるので、全地域の異なったテニス仲間とプレーできるほかにも、旅行の楽しみも加わり、好評のようです。今年の「GoGoテニスフェスティバル」は、10月29〜30日に千葉県白子町で予定されています。
  女子連初代会長の桑名さんは、90歳になっても試合に出場していらっしゃいましたが、体力やパワーの不足をラケットがカバーする時代になり、ますますテニスは一生、元気に付き合えるスポーツとなりました。


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