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44.競技者が求めるラケットの巻

 プロのトーナメントでも、草トーでも、試合に出て勝つことを目的とするプレーヤーは、どのようにして自分の使うラケットを選択し、また、どんな性能をラケットに求めているのでしょうか、今回は競技者が使うラケットをレポートします。

●プレーに必要がないラケット性能もある
 筋力のあるプレーヤーが厚ラケを使うと、自分のイメージ以上にボールが飛んで行ってしまったり、逆に筋力のない、スロースウィングのプレーヤーが反発力のないラケットを使うと、ボールが飛ばない。といった不都合が生じてきます。
 自分のプレースタイルを確立し、それを認識している競技者層は、個々の能力、プレースタイルに合わせて、自分のプレーに必要がない性能を削除していく形でラケットを選びます。
 スウィングスピードのあるプレーヤーにとって、過度なラケットの厚さは、飛距離のコントロールが難しくなるのでかえってじゃまになる。一方、デリケートなタッチを要求するネットプレーヤーにとっては、必要以上のフェース面積は、あいまいな打球感をもたらし、ドロップボレーなどタッチショットのコントロールが難しくなる。など、競技者各人にとって必要のないラケット性能を削りながら自分に最も適するラケットに到達します。
 競技者が望むラケットは、自分の持っている能力がそのまま打球に反映されるラケット、つまり100%の力を出したショットが、同じ100%のパワーでボールに伝わり、イメージ通りのショットが放たれるもので、特定のショットだけ120%になり、他のショットが80%になるようなラケットは望まない傾向にある。ということです。

●勝つために求められる面安定性

 トーナメントに出て勝つことを目的とするプレーヤーの練習で、コーチから球出しされた一定のボールに対し、同じショットを何百球、何千球も繰り返し打っているのを良く見かけます。
 これは、自分のイメージするショットを、機械のように安定して目的とする場所に放てるようにするためのものです。
試合では、こうしたショットを組み合わせ、狙う場所によって個々のショットをラケットの上部で打ったり、真ん中で打ったりするテクニックも駆使します。しかし、プロと言えども絶えず自分の意図する打点でボールを捕らえることはできません。その場合は、当然自分のイメージしたものとは違う、ミスショットとしてプレーの中に現れてきます。このミスショットを減らすために競技者が最もラケットに望む性能こそ面安定性なのです。
 意図した打点から多少ずれた打点でボールを捕らえても、面がぶれずに、そのままイメージ通りのボールが打てる面安定性の高いラケットこそ、勝つために必要な基本的ラケット性能と言えます。
 こうした基本的ラケット性能が望まれる一方で、プレースタイルの変化によって、プレーヤーが要求する性能も変わってきます。10年程前のストロークでは「後方から前への体重移動でボールを打つ」スタイルでしたが、今日は「身体に軸をもって回転で打つ」スタイルに変化しています。この変化によって、ヘッドスピードを上げて、強く早いボールを打つための「振り抜きの良い」ラケットが望まれるようになっています。

●競技者の要求を満たしたラケットの開発

  「PROBEAM X01」では、競技者の要求に高いレベルで応えるために、新素材「X‐CARBON 95t」の採用や、「POWER TUNGSTEN BODY」構造、ネジレに対して強い「ダブルブリッヂ」構造を取り入れ、抜群の面安定性を実現しました。
 さらに、素材配置の研究、バランスのミリ単位での調整などで「振り抜き」を向上させました。
 基本的性能はもちろん、要求される性能を科学的に分析、研究し、膨大なデータと数多くの試打からブリヂストンスポーツのラケット開発は進められています。



競技者向けラケット
「プロビーム」シリーズが
パワーアップして新登場!


「プロビームPROBEAM X01」

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