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6.ランキングの巻

 グランドスラム大会にかける選手たちの意気込みが大きい理由のひとつに、ランキングを決めるポイント数が高いということがあります。今回は選手たちのランキングについてレポートします。

コンピュータランキングは1975年にスタート
 国際テニス連盟が、主要な大会を賞金つきオープン大会にすると認めたのは1967年のこと。翌年、男子プロによる選手会「ATP」が設立されました。このATP(現ATPツアー)が、コンピュータランキングを導入したのは1975年のことです。
 当時ランキングは、世界各国で開催されたテニスサーキットの"グランプリ・シリーズ"や、その他のATP承認トーナメントの成績から算出されました。ちなみに"グランプリ・シリーズ"とは、元ウインブルドンチャンピオンのジャック・クレイマーが、ゴルフのプロツアーを参考に考案したものです。
 一方、女子選手のコンピュータランキングを管理しているのはWTAツアー。この母体である女子の選手会「WTA」が誕生したのは、男子より少しおくれて1973年。コンピュータランキングのスタートは男子と同じく1975年からです。

ランキングはポイント数で決まる
 ATPツアー、WTAツアーとも、52週間(1年間)にわたって世界各国でさまざまな大会が開催されます。賞金額や出場選手数などの規模は大会ごとに異なるため、その条件によって、進んだラウンドで獲得するポイント数が決まっています。たとえばツアーの最高位にあるグランドスラム大会で優勝すれば、男子は750ポイント、女子では520ポイント獲得できます。ATPツアーの大会であれば最も少ない優勝ポイントでも130、WTAツアーでは80ポイントがもらえます。こうしたツアーの大会以外にも、ポイントは小さくなりますが、ランキングの対象となる"チャレンジャーズ"などと呼ばれるサーキットがあります。
 このポイント数によって決まったランキングは、大会の出場資格とシードを決めるために使われます。

破った相手のランキングで獲得できるボーナスポイント
 ランキングを決めるポイントには、破った相手のランキングによって与えられるボーナスポイントもあり、男子では相手のランキングが200位まで、女子の場合500位までの相手に適用されます。1位の選手を破れば男子で50ポイント、女子で100ポイント(グランドスラム大会の場合は男女ともこの倍)が獲得できます。勝ち進んだラウンドによるポイントと、このボーナスポイントの合計がひとつのトーナメントで獲得できるポイント数です。
 男子は、1年間に出場した大会のうち高ポイントを獲得した14大会、女子では18大会の総合ポイントでランキングが決まります。ランキング1つの差で予選から戦わなければいけなかったり、出場を認められなかったりするのです。


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