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61.ラケットニーズの巻

現在、テニスラケットのプレーヤーニーズはどういったものなのか、試打会や販売の現場で直接ユーザーに接している、ブリヂストンスポーツ東京の寺門氏にうかがいました。

●多様化する販売チャネル
街のスポーツ量販店、スポーツショップ、テニスショップ、テニススクールやクラブのインショップ。こうした従来のラケット販売のチャネルに加え、家電量販店やインターネット販売までその販路は広がっています。
一部店頭では新商品はもちろん中古ラケットの販売も始まり、ネット上ではビンテージ物のネットオークションも盛んに行なわれています。では、こういった多くの購入チャネルを持つ現在のユーザーは何を購入の決め手としているのでしょうか。

●キャリアで異なる購入行動
キャリアの長いプレーヤーは浮気はしない。一度気に入ったラケットを見つけると買い替え時には、それまで使用していたものとあまりスペックが変わらないものを欲する傾向が強いと言われています。一方、初心者の場合は、専門店でアドバイスを受けながらの購入や、コーチの推薦が大きな動機となるようです。
ラケット開発においては、統一性のある継続的な流れを持ったモデル開発を考え、販売店やプレーヤー、コーチにはきちんとした情報提供が必要であり大切だと言うことになります。

●試打して決める
モデルが決まっていない場合、必ず試打してから購入するのが近年の傾向です。メーカーや販売店、スクールの試打会には多くの方が参加しています。実際に打って感触を確かめられるシステムは、多くのモデルの中から最適な1本を見つけ出すことができる大きなチャンスになっています。
ところで、ブリヂストンスポーツでは「オンライン テニスクラブ」というネットによるプレーヤーサポート組織を作り、ユーザーとの接点をより強くしていこうとしています。ここでは、継続的に新製品を含めた試打ラケットの貸し出しや、モニターをお願いするという活動を行っています。アンケートなどで収集されたデータを開発に結びつけ、ユーザーの視点からの製品開発に反映させています。


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