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65.コート上の心配りの巻

テニスコートでは「ありがとうございます」という言葉を良く耳にします。プレーヤー同士がお互いを尊重しながら気持ちよくプレーするという精神が引き継がれているテニス。今回はコートで見られる一般プレーヤーの気遣いシーンを紹介します。

●相手が取りやすいようにボールを渡す
練習やゲームの時にペアや対戦相手にボールを渡すとき、「ボール行きます」と言ってワンバウンドさせて投げているのを良く見ます。投げる方は相手の胸の高さに弾むように上から優しくボールを渡しています。直接手渡しの場合もありますが、ゴロやノーバウンドでボールを渡している様子はあまり見かけません。
また、ゲーム中のサーバーに2球のボールを違う場所から1球づつ渡すときは、サーバーから遠い方の人から先に渡しているようです。遠くの方のボールをサーバーが受け取ったのを確認した後、近くにいた人がボールを渡しています。相手が取りやすいように、と考えるのがプレーヤーの心得のようです。

●他のプレーヤーの集中をみださない
隣のコートがゲーム中で、その後方隅のほうでじっと待機している人を見かけます。自分たちの打球が隣または更に遠くのコートの後方に行ってしまって、それを取りに行こうとしているプレーヤーです。
ベースラインからバックストップまではプレーゾーンなので、インプレー中にコートの後ろを横切るとプレーにさしさわりが出る可能性があります。ポイントが終了しプレーが中断した時点で、すばやく走ってボールを拾いに行けるように隅で待っています。
一方、ゲームをしているプレーヤーがポイント終了時やサーブ開始時に、コートの後方でボールを拾いに行くタイミングを待っている人に「どうぞ」と言って「コートの後ろを横切ってボールを取りに行ってもいいですよ」とジェスチャーで伝えている思いやりの光景も見られます。
コート上では、相手の立場に立って不愉快な思いをさせないという心を持ったプレーヤーが、今日もテニスを楽しんでいます。


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