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| 69.不織布ってなに?巻 | ||
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今や、多くのプレーヤーが愛用しているテニス用のオーバーグリップテープは、25年ほど前に開発されました。このグリップテープの素材が不織布と呼ばれるものなのです。 ●不織布はソフトな材料の革命 不織布とは、文字通り"織らない布状のもの" 。通常、布状のものは、織ったり編んだりして作ります。これに対し不織布は、細い繊維を集積して接着樹脂で化学的に結合させたり、高速で上下する針で繰り返し突き刺し、繊維を絡ませたり、高圧水流を噴射して繊維を絡ませたりして作ります。 こういった製法の組み合わせや、繊維の材質によって布状、皮状、紙状などさまざまな形状にしたり、柔らかいものから強靭なものまで作ることができるのです。 不織布の原材料は一般的に、ポリエステル・ポリプロピレン・レーヨンなどをはじめ、ナイロン・アクリル・アセテート・ビニロン・綿などの繊維が使用されます。こうしてつくられた不織布に染色加工や防水加工、あるいは各種のコーティングなど必要に応じて後加工をし、製品化します。 その用途として代表的な製品は、スーツやコートなどの衣料用芯地やスキーウェアの中入綿、マスク、 ティーバッグ、エアクリーナー、靴・鞄用の人工皮革などさまざまな分野で利用されています。 ●空気穴を持つ不織布 不織布の特徴はポーラス(多孔質)構造を持っていることにあります。これにより、目的や用途に応じて通気性を基本的機能として、吸水性、撥水性、抗菌、防臭などの機能を持たせることができます。 かつては、オガクズをポケットに忍ばせてグリップに擦りつけたり、マツヤニを手につけて滑り止めにしたりしているプレーヤーもいましたが、現在のテニス用グリップテープでは、空気の穴であるこのポーラスが手のひらの汗を吸い取り、グリップを滑らない状態に保ちます。また、グリップテープに特殊なウレタン樹脂をかけることで、握ったときにしっとりとしたウェット感を実現しています。 今では、ウレタン樹脂をグリップテープの裏側まで透過させ、しっとり感を長く保ちながら、今までよりも汗を素早く吸収する商品が開発されています。 ◆ BSP Information ◆
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