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十数年前からカーボンやグラファイトなどの素材がテニスラケットに使われるようになり、テニスラケットは大きく変化しました。さらに、新たな素材の研究・開発によって、より強いボールを打ちたい、もっとラクにテニスをしたいというプレーヤーの要望を、ラケットで実現できるようになりました。今回は最近の新素材が向上させたラケットの機能をレポートします。
●チタンメッシュと世界初のチタンパイプ
最近のテニスラケットに使われる新素材として最も浸透しているのは"強さと軽さ"が特徴のチタン。一般的には、メッシュ(網)状のチタンをシャフトに巻くことで、「軽くて使いやすく、しかも高反発で、当てるだけでも強いボールが返る」といった、多くのテニスプレーヤーが求める機能を高めています。
同じチタンの利用でも、チタンの持つ"強さ"にポイントをおいて開発されたラケットもあります。たとえば、ブリヂストンスポーツがトッププレーヤーを対象に開発した『PROBEAM
Hyper TITANIUM(プロビーム ハイパー
チタニウム)』です。このラケットの特徴は、シャフト部に採用されたチタンパイプ。強いチタンがシャフトに通っているので、「ハードヒットしてもフレームのねじれが最小限に抑えられ、パワーがストレートにボールに伝わる」「コントロールがつきやすい」「思い通りのボールが打てる」といった機能の向上を実現しています。チタンパイプをラケットに採用したのは、世界でも初めての試みです。
●重いタングステンを採用
一方のチタンが軽い素材なら、こちらは比重の高い、重い素材。もともとスタータースイッチをはじめとする自動車電気部品や照明などに利用されていたタングステンも、テニスラケットの素材の仲間入りをしています。スポーツ用品としては、ゴルフクラブの低重心アイアンなどに使われていますが、テニスラケットでの採用第一号は、ブリヂストンスポーツの『DYNABEAM
EXTRA T/T(ダイナビーム エクストラ
ティーティー)』です。
タングステンはパウダー状に加工できることから、ガットを保護する目的であるグロメットの素材として利用するというアイデアが生まれました。
●タングステン効果でパワーボール
比重の高いタングステンのパウダーをグロメットに混入し、ラケットフェースの両サイドに装着することで、重量が両サイドに集中します。これによってスイング時にラケットフェースが安定し、ラケットを振った力が無駄なくボールに伝わるので、強いボールが打てるようになります。
このタングステンによる効果は、テニスラケットに使いやすさだけではなく、試合に勝つための強力な武器となることを求めるテニスプレーヤーをも満足させ、広い層からの支持を集めています。
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プレースタイルに合わせたラケット開発がブリヂストンスポーツのこだわりです。今後も新素材の研究・開発に取り組み、プレーヤーのニーズにより応えられるラケットづくりに励んでいきます。
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